ピンチもチャンス
テレビのニュースを見ていた。
ニューヨークあたりのカクテルのお店だった。
店内での販売ができなくなって、カクテルをテイクアウトで販売したらしい。
苦肉の策というか、ある意味、背水の陣だろう。
しかし、その中で、そのカクテルのお店は、当ったそうだ。
コロナ拡大前と現在の詳しい数字は発表されていなかったので、数字の変化はわからないが、感染拡大前より店の収益はよくなっている印象であった。
ポイントはいくつかあるだろう。
通常なら飲食店の業界は競合がひしめきあっている。
国内でも、コロナの影響がなくても資金繰りの悪化などで閉店している店は何店舗もある。特に人の行きかう所では、同じことをしているだけでは、いつまでもお客さんを引っぱれない。大手チェーン店でも、店舗の改装や業態の変更など、あれやこれやと苦労をしている。味のみで勝負をかけるなら、大きくチェーン展開をすることは難しい。ほかに価格とかメニュー数とかでの勝負のかけ方もあるだろうが、これらで勝負をするということは利益の減少になることが多い。そんな中で、コロナは競合店の勢いをそぐ形になったことがポイントの一つでろう。
次にできる範囲でのアイデアの出し方だ。店舗内での販売が許されないということになると、あきらめてしまう店も多いことだろう。実際にできることを探すことも簡単ではないに違いない。もともと何を売りにしているかということもあるが、特に酒類がメインの飲食店は難しいところだろう。ここでテイクアウトにとフレキシブルに転身することは簡単ではないに違いない。大手チェーン店だったりすると不意の事態に全ての店の仕様を変更することなど不可能に近い。大きな資本や大勢のアルバイトさんなどのいる店舗は、これまででは小さな店舗とは違って、ある程度の利益を上げていたことだろう。しかし、突然の変化にフレキシブルに対応することは難しい。テイクアウトできるものというのは、これまではある程度は決まっていた。しかし、平時であったとしても常に新しいものは出ている。それがヒットするかしないかは、いろいろな要因があるだろう。環境も大きな要素のひとつかもしれない。今では湯を入れて数分待てば食べられるカップ麺は一般的なものになっているが、これも50年ほどの歴史しかない。もし、コロナが発生する前にカップ麺が全くなかったとするなら、ラーメンを食べることは、コロナの影響によって激減したかもしれない。この時点でカップ麺が発売されたなら、爆発的に売れたかもしれない。カクテルのテイクアウトも、これまでの常識にとらわれないアイディアの集大成だったのではないだろうか。
ほかにもいくつもの要素はあると思うが、もっとも大きな要因としては、あきらめないことであろう。国や地方自治体からの補助があるにしても、それが必要なだけの金額になるとは思えない。待つことしかできないなら独立して商売をすることなどできない。簡単にあきらめるようなら、成功などありえない。長く継続している企業は不測の事態に関しても、できうる限りの対策を打てるように努力をしている。一部の大手企業は、社外国のコロナの拡大を見て早い内から融資の依頼をしている。おそらく早くから融資の依頼をした大企業は、今になってあわてている企業より多くの運転資金を持っていることだろう。借りた金には金利がかかる。早くから融資の依頼をしていた大企業は国や自治体が無担保、無利子の融資の話をするより先の融資の依頼であった。最悪の事態を早い段階から想定する。そして、それを乗り越えるための方策を考える。不足しそうな部分に関しては早い内に対策を行っていく。大企業であろうが個人事業主であろうが、同じ事業主なのである。その覚悟がないと独立して事業を起こすことなど難しい。ちょっとしたことでつまずく事業主も多く見ている。コロナは不測の事態ではあるが、起こりえないことではなかった。中国での拡大、クルーズ船での拡大を見れば、国内でも多くの制限がされることは予測不可能なことではなかっただろう。この時点で、休業要請の出ることは、まったく予測できないことではなかっただろう。ここでこれまでと同じことしかやっていなかったなら、対抗することは難しい。
事業とは簡単なことではない。
しかし、ピンチをチャンスに変えている所もある。
見直しをすべき点も実は多くあると思う。
今が苦しいのはわかる。
でも、これまでの努力や、先を見る目が現在なのだ。
あきらめない
待つことだけではなく、先を見てできうる努力を尽くさないと、あきらめないとは言えないと思う。
人事を尽くして天命を待つ
待つ時間ばかりだと、人事を尽くしたことにはならない。
こんな言葉を残せる人は、悪い結果になった人ではないはずだ。
やまない雨はない。
YOUTUBE チャンネル登録お願いします。
PR
ニューヨークあたりのカクテルのお店だった。
店内での販売ができなくなって、カクテルをテイクアウトで販売したらしい。
苦肉の策というか、ある意味、背水の陣だろう。
しかし、その中で、そのカクテルのお店は、当ったそうだ。
コロナ拡大前と現在の詳しい数字は発表されていなかったので、数字の変化はわからないが、感染拡大前より店の収益はよくなっている印象であった。
ポイントはいくつかあるだろう。
通常なら飲食店の業界は競合がひしめきあっている。
国内でも、コロナの影響がなくても資金繰りの悪化などで閉店している店は何店舗もある。特に人の行きかう所では、同じことをしているだけでは、いつまでもお客さんを引っぱれない。大手チェーン店でも、店舗の改装や業態の変更など、あれやこれやと苦労をしている。味のみで勝負をかけるなら、大きくチェーン展開をすることは難しい。ほかに価格とかメニュー数とかでの勝負のかけ方もあるだろうが、これらで勝負をするということは利益の減少になることが多い。そんな中で、コロナは競合店の勢いをそぐ形になったことがポイントの一つでろう。
次にできる範囲でのアイデアの出し方だ。店舗内での販売が許されないということになると、あきらめてしまう店も多いことだろう。実際にできることを探すことも簡単ではないに違いない。もともと何を売りにしているかということもあるが、特に酒類がメインの飲食店は難しいところだろう。ここでテイクアウトにとフレキシブルに転身することは簡単ではないに違いない。大手チェーン店だったりすると不意の事態に全ての店の仕様を変更することなど不可能に近い。大きな資本や大勢のアルバイトさんなどのいる店舗は、これまででは小さな店舗とは違って、ある程度の利益を上げていたことだろう。しかし、突然の変化にフレキシブルに対応することは難しい。テイクアウトできるものというのは、これまではある程度は決まっていた。しかし、平時であったとしても常に新しいものは出ている。それがヒットするかしないかは、いろいろな要因があるだろう。環境も大きな要素のひとつかもしれない。今では湯を入れて数分待てば食べられるカップ麺は一般的なものになっているが、これも50年ほどの歴史しかない。もし、コロナが発生する前にカップ麺が全くなかったとするなら、ラーメンを食べることは、コロナの影響によって激減したかもしれない。この時点でカップ麺が発売されたなら、爆発的に売れたかもしれない。カクテルのテイクアウトも、これまでの常識にとらわれないアイディアの集大成だったのではないだろうか。
ほかにもいくつもの要素はあると思うが、もっとも大きな要因としては、あきらめないことであろう。国や地方自治体からの補助があるにしても、それが必要なだけの金額になるとは思えない。待つことしかできないなら独立して商売をすることなどできない。簡単にあきらめるようなら、成功などありえない。長く継続している企業は不測の事態に関しても、できうる限りの対策を打てるように努力をしている。一部の大手企業は、社外国のコロナの拡大を見て早い内から融資の依頼をしている。おそらく早くから融資の依頼をした大企業は、今になってあわてている企業より多くの運転資金を持っていることだろう。借りた金には金利がかかる。早くから融資の依頼をしていた大企業は国や自治体が無担保、無利子の融資の話をするより先の融資の依頼であった。最悪の事態を早い段階から想定する。そして、それを乗り越えるための方策を考える。不足しそうな部分に関しては早い内に対策を行っていく。大企業であろうが個人事業主であろうが、同じ事業主なのである。その覚悟がないと独立して事業を起こすことなど難しい。ちょっとしたことでつまずく事業主も多く見ている。コロナは不測の事態ではあるが、起こりえないことではなかった。中国での拡大、クルーズ船での拡大を見れば、国内でも多くの制限がされることは予測不可能なことではなかっただろう。この時点で、休業要請の出ることは、まったく予測できないことではなかっただろう。ここでこれまでと同じことしかやっていなかったなら、対抗することは難しい。
事業とは簡単なことではない。
しかし、ピンチをチャンスに変えている所もある。
見直しをすべき点も実は多くあると思う。
今が苦しいのはわかる。
でも、これまでの努力や、先を見る目が現在なのだ。
あきらめない
待つことだけではなく、先を見てできうる努力を尽くさないと、あきらめないとは言えないと思う。
人事を尽くして天命を待つ
故事ことわざ辞典より
自分の全力をかけて努力をしたら、その後は静かに天命に任せるということで、事の成否は人知を越えたところにあるのだから、そんな結果になろうとも悔いはないという心境のたとえ。
待つ時間ばかりだと、人事を尽くしたことにはならない。
こんな言葉を残せる人は、悪い結果になった人ではないはずだ。
やまない雨はない。
- 関連記事
-
-
300円ショップでマスクが販売されていた 2020/05/17
-
緊急事態宣言解除後の日曜日 2020/05/17
-
トラブルシューズ 2020/05/17
-
車のハンドルにつける折りたたみ式かんたん取付テーブルを買ってみた。 2020/05/17
-
ショッピングモールに行ってみた 2020/05/17
-
ショッピングモール 2020/05/17
-
デザイン 2020/05/17
-
ピンチもチャンス 2020/05/17
-
ちゃんぽんができるまで 2020/05/16
-
ブログ更新 2020/05/16
-
笑い 2020/05/16
-
映画 2020/05/16
-
ちょっとした外出がおっくう 2020/05/16
-
歯が 2020/05/16
-
第2105回「おすすめのダイエット方法は?」 2020/05/16
-
YOUTUBE チャンネル登録お願いします。
PR