暴走事故
昔は、暴走事故と言えば、若い人の事故が多かったが、最近はお年を召されている方の事故をよく聞く。
それも、昔のような無謀な運転をして、というのではなく、普通に走ろうとして、または普通に走っているつもりでの結果で事故につながってしまったものが多いような気がする。
これらは、ヒューマンエラーによるものが多いのだろうが、本当に、それだけなのか少し疑問も感じる。
ただ、思うことは、車自体が便利で簡単になりすぎたことによって、止まる、止めるということに関しては以前より難しいのかもしれない。また、そのすべに関しても、あまり浸透していないのではないだろうか。
具体的には、まずオートマチック車の浸透だ。マニュアル車であれば、クラッチを切れば、それ以上は惰性で進むだけだが、オートマチック車の場合は、そもそもクラッチがない。次に、インジェクションによる燃料制御、これも大きいと思う。以前は、エンジンは止まりやすいものだった。無人の車が間違って動いてしまうことなどは、ディーゼル車でもなければ、まずありえない話だった。始動の時点でチョークを引いたり、少しアクセルを踏んだりしてエンジンの機嫌をうかがっていたものだ。インジェクションで制御される今のエンジンは、バッテリーが元気で、燃料さえ入っていれば、簡単に始動する。そして、簡単には止まらない。
サイドブレーキ(パーキングブレーキ)の変化も、大きいかもしれない。昔の機械式のサイドブレーキであれば、雪道などではそれを速度抑制のために使うことも多かった。足踏み式やボタンのパーキングブレーキは、止まってしまうまで、それで速度を落とそうと考えるものでもなくなってきているだろう。FR車の雪道の走行などでは、非常に役に立つものだったが、今ではあまり見かけない。4輪駆動や他の技術も使って雪道も以前よりは走りやすくはなっているが、サイドブレーキは昔と同じものがあったほうがいいと思う。昔のスバルレオーネのように、前輪に作用するサイドブレーキは、少し使いにくかったが、それも一興だ。
各メーカーとも簡単には止まらないエンジンを昔は作りたかったことだろう。日産がVGを発表した時に、簡単には止まらないと言ってたような気がする。間違ってたら、ごめんなさい。
別の意味で、最近の暴走事故の引き金になっている車種は、ある程度絞られる。よく売れている車であり、若い人も多く乗っているが、若い人がその車種で、似たような事例も聞かないので、車に大きな欠点はないと思う。ただ、どこか、お年を召された方には優しくない作りのところが、あるのかもしれない。
便利すぎる簡単すぎることが必ずしも万人に優しいこととは言えないところもあるだろう。
痛ましい事故は、無くなってほしいものだ。
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それも、昔のような無謀な運転をして、というのではなく、普通に走ろうとして、または普通に走っているつもりでの結果で事故につながってしまったものが多いような気がする。
これらは、ヒューマンエラーによるものが多いのだろうが、本当に、それだけなのか少し疑問も感じる。
ただ、思うことは、車自体が便利で簡単になりすぎたことによって、止まる、止めるということに関しては以前より難しいのかもしれない。また、そのすべに関しても、あまり浸透していないのではないだろうか。
具体的には、まずオートマチック車の浸透だ。マニュアル車であれば、クラッチを切れば、それ以上は惰性で進むだけだが、オートマチック車の場合は、そもそもクラッチがない。次に、インジェクションによる燃料制御、これも大きいと思う。以前は、エンジンは止まりやすいものだった。無人の車が間違って動いてしまうことなどは、ディーゼル車でもなければ、まずありえない話だった。始動の時点でチョークを引いたり、少しアクセルを踏んだりしてエンジンの機嫌をうかがっていたものだ。インジェクションで制御される今のエンジンは、バッテリーが元気で、燃料さえ入っていれば、簡単に始動する。そして、簡単には止まらない。
サイドブレーキ(パーキングブレーキ)の変化も、大きいかもしれない。昔の機械式のサイドブレーキであれば、雪道などではそれを速度抑制のために使うことも多かった。足踏み式やボタンのパーキングブレーキは、止まってしまうまで、それで速度を落とそうと考えるものでもなくなってきているだろう。FR車の雪道の走行などでは、非常に役に立つものだったが、今ではあまり見かけない。4輪駆動や他の技術も使って雪道も以前よりは走りやすくはなっているが、サイドブレーキは昔と同じものがあったほうがいいと思う。昔のスバルレオーネのように、前輪に作用するサイドブレーキは、少し使いにくかったが、それも一興だ。
各メーカーとも簡単には止まらないエンジンを昔は作りたかったことだろう。日産がVGを発表した時に、簡単には止まらないと言ってたような気がする。間違ってたら、ごめんなさい。
別の意味で、最近の暴走事故の引き金になっている車種は、ある程度絞られる。よく売れている車であり、若い人も多く乗っているが、若い人がその車種で、似たような事例も聞かないので、車に大きな欠点はないと思う。ただ、どこか、お年を召された方には優しくない作りのところが、あるのかもしれない。
便利すぎる簡単すぎることが必ずしも万人に優しいこととは言えないところもあるだろう。
痛ましい事故は、無くなってほしいものだ。
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