メガテスター 絶縁抵抗計とは? - にゃん吉一代記
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メガテスター 絶縁抵抗計とは?



前回、軽く言ったように、DMM (デジタル・マルチ・メータ)《デジタルテスター》の抵抗値測定の精度が上がったことで、メガテスター(絶縁抵抗計)を使わなくとも、かなりの精度で絶縁の不良も測定できるようになった。
ただ、根本的に違うのは、DMMで測定したいのは、電路の回路上の抵抗値であって、絶縁抵抗の測定は厳密なものとはならない。
アナログテスターの頃は、1MΩの抵抗があっても、それを読み取ることが困難なことが多かった。
ちなみに、電気の単位は、1,000ごとに補助の記号がつく。
電気を最も通すものは、抵抗がないので、0Ω(オーム)、そして数が大きくなるほど抵抗が大きいということになる。
ただ、通常の単位と同じで、1,000,000Ωなどとは言いにくいし表現もしにくいし、間違いも起きやすくなる。このあたりで、0がひとつ違うと、かなりの抵抗値の違いだ。絶縁抵抗計に必要なのは、1,000,000Ωから上の抵抗値だ。通常のDMMで測定したいのは、これより、かなり下であることが多い。
抵抗値Ω(オーム)の単位だが、1Ωの1,000倍は、1kΩ(キロオーム)で表す。そして、1kΩの1,000倍は、1MΩ(メガオーム)で表される。1,000,000Ω=1MΩということだ。

絶縁抵抗のような微小な漏れを抵抗値として測定する場合には、テスターから対象の相手に印加する電圧を高くするほうが、数値としてあらわれやすい。


1001.jpg

絵のAとBのように下のほうに同じ大きさの穴が開いていても、水圧が高くなるほうが、漏れている場所を確認しやすいのと同じだ。


ただし、機器の絶縁測定をする場合には、その機器が耐えられる電圧の範囲で行わなければならない。
通常のテスターは、機器に対してテスターからかける電圧は、1.5Vや3V、高いものでも、10V程度の電圧だ。しかし、メガテスター(絶縁抵抗計)は機器に対して、DC125V、250V、500V、1000Vといった電圧を印加する。以前は、単独の電圧のテスターが多かった。そのため、絶縁抵抗計を3台所有するはめとなった。
しかし、現在では1台でも、3レンジや5レンジの電圧を印加できるものが多い。
逆に使い方を間違って機器を壊さないかどうか心配したほうがいいかもしれない。




あまりに安いものは不安だし、使い慣れたものといえば、日置か共立だし。
デジタルは使ったことないし。
どれがいいだろう。




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