金正男は生きている 10
※この物語はフィクションです。実在の人物、国家、団体、企業等には何ら関係はございません。
金正男は生きている
金正男は生きている 2
金正男は生きている 3
金正男は生きている 4
金正男は生きている 5
金正男は生きている 6
金正男は生きている 7
金正男は生きている 8
金正男は生きている 9
マレーシア
ごるご君は夢をみた。
不思議な気分になった。
そういえば、ごるご君は自分はあまり夢をみないと思った。
ベッドの電話が鳴っている。
「もしもし。」
相手は澄子だった。
「いつまで寝てるの。今日からは忙しいわよ。早く朝食を食べに行きましょ。」
時計を見ると、7時だった。
マレーシアと日本の時差は約1時間だ。日本自慢だと午前8時。
一昨日から慣れない海外旅行で、ごるご君は疲れているのかもしれない。
着替えが終わると、ドアがノックされる。澄子だろう。
ドアを開くと、澄子が立っていた。
「ごるご君は食事が終わったら、私が準備した服に着替えて空港に行ってね。」
澄子が言う。
空港は近い。
「はい。」と、ごるご君は言った。
「それと、韓国語と中国語は話さないようにね。あくまで日本人でいて。」
何をやらされるのか、少し不安になった、ごるご君だが澄子に逆らうと怖い。
「はい。」と言った。澄子の前では、イエスマンのごるご君だ。
ホテルの食事は、バイキングだった。
和食風のものもある。箸も準備されていた。
ごるご君も澄子も箸を使って朝食をとった。
周りに日本人はいなかった。
食事が終わった。
「私の部屋に来て。」
澄子の部屋に入ると、服が掛けられている。
「今日は、この服で空港とその周辺の写真を撮ってきて。できるだけ多く。」
「はぁ。」ごるご君は目的がわからない。
「アジア系の人がいたら、さりげなく写しておいて。これもできるだけ多く。風景を撮るふりをして撮影してね。」
「男の人ですか?」
「男性も女性も撮っておいて。あと、乗り物や、空港の設備もね。」
何かを調べようとしているのだろうが、わからない。
「はい、この服装で行って。」
ごるご君は、服とメガネとカメラを渡された。
「着替えが終わったら、また、この部屋に来て。」
ごるご君は、部屋に帰って着替えをした。
白のワイシャツにジャケット、黒のズボンに帽子にメガネ。首からカメラを下げて、いかにも日本人の旅行者だ。
澄子の部屋をノックした。
澄子は、先ほどと同じ服装だ。
活動しやすそうな服装だ。
澄子は空港の見取図を出した。
「このあたりは、重点的に撮影しておいて、あと、このあたりを見渡せるカフェや飲食店も撮っておいて。あと、その辺に居る人もね。」
「わかりました。」
「カメラは普通に、どんどん撮って。小物は隠しカメラになっているから、それも使って。」
確認すると、ライターもボールペンも時計もカメラになっている。
「小物の一つは動画で撮りっぱなしにしておいて。」
ごるご君は、全身カメラだ。
「それじゃ、私は用事を済ませて来るから、午後3時ぐらいに合流しましょう。」
澄子は、言いたいことだけを言うと部屋を、出ていった。
ごるご君は空港に向かうことにした。
以下、次号。
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不思議な気分になった。
そういえば、ごるご君は自分はあまり夢をみないと思った。
ベッドの電話が鳴っている。
「もしもし。」
相手は澄子だった。
「いつまで寝てるの。今日からは忙しいわよ。早く朝食を食べに行きましょ。」
時計を見ると、7時だった。
マレーシアと日本の時差は約1時間だ。日本自慢だと午前8時。
一昨日から慣れない海外旅行で、ごるご君は疲れているのかもしれない。
着替えが終わると、ドアがノックされる。澄子だろう。
ドアを開くと、澄子が立っていた。
「ごるご君は食事が終わったら、私が準備した服に着替えて空港に行ってね。」
澄子が言う。
空港は近い。
「はい。」と、ごるご君は言った。
「それと、韓国語と中国語は話さないようにね。あくまで日本人でいて。」
何をやらされるのか、少し不安になった、ごるご君だが澄子に逆らうと怖い。
「はい。」と言った。澄子の前では、イエスマンのごるご君だ。
ホテルの食事は、バイキングだった。
和食風のものもある。箸も準備されていた。
ごるご君も澄子も箸を使って朝食をとった。
周りに日本人はいなかった。
食事が終わった。
「私の部屋に来て。」
澄子の部屋に入ると、服が掛けられている。
「今日は、この服で空港とその周辺の写真を撮ってきて。できるだけ多く。」
「はぁ。」ごるご君は目的がわからない。
「アジア系の人がいたら、さりげなく写しておいて。これもできるだけ多く。風景を撮るふりをして撮影してね。」
「男の人ですか?」
「男性も女性も撮っておいて。あと、乗り物や、空港の設備もね。」
何かを調べようとしているのだろうが、わからない。
「はい、この服装で行って。」
ごるご君は、服とメガネとカメラを渡された。
「着替えが終わったら、また、この部屋に来て。」
ごるご君は、部屋に帰って着替えをした。
白のワイシャツにジャケット、黒のズボンに帽子にメガネ。首からカメラを下げて、いかにも日本人の旅行者だ。
澄子の部屋をノックした。
澄子は、先ほどと同じ服装だ。
活動しやすそうな服装だ。
澄子は空港の見取図を出した。
「このあたりは、重点的に撮影しておいて、あと、このあたりを見渡せるカフェや飲食店も撮っておいて。あと、その辺に居る人もね。」
「わかりました。」
「カメラは普通に、どんどん撮って。小物は隠しカメラになっているから、それも使って。」
確認すると、ライターもボールペンも時計もカメラになっている。
「小物の一つは動画で撮りっぱなしにしておいて。」
ごるご君は、全身カメラだ。
「それじゃ、私は用事を済ませて来るから、午後3時ぐらいに合流しましょう。」
澄子は、言いたいことだけを言うと部屋を、出ていった。
ごるご君は空港に向かうことにした。
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