金正男は生きている 8
※この物語はフィクションです。実在の人物、国家、団体、企業等には何ら関係はございません。
金正男は生きている
金正男は生きている 2
金正男は生きている 3
金正男は生きている 4
金正男は生きている 5
金正男は生きている 6
金正男は生きている 7
ごるご君と澄子は、それぞれの部屋に入った。
「さて。」
ごるご君は服を着替えた。
スーツは好きではないのだ。
5分もしないうちに部屋がノックされた。
扉を開けると、奈々がいた。
「何か必要なものはないでしょうか?」
後は風呂に入って寝るだけだ。特に必要なものはない。
「わかりました。お部屋の中のものは、ご自由に使ってください。お飲み物は冷蔵庫に入っています。それでは、おやすみなさい。」
そう言って、奈々は去っていった。
ごるご君はシャワーを浴びた。
その後、いつものブリーフ姿になったところで、また部屋がノックされる。
いそいでガウンを引っ掛けた、ごるご君が部屋の扉を開いた。
「作戦会議よ~。」澄子が、いきなり入ってきた。
「あら、この部屋は狭いわね。私の部屋で作戦会議しましょ。そうそう、そこにあるお酒を持ってきてね。」
部屋の酒棚を指差して言う。「氷は部屋にあるから大丈夫よ。」
そういうと澄子は自分の部屋に戻る、部屋の前で、ごぞごぞしてから扉を開いた。
「あの、着替えをしたのですが。」
「いいから、いいから。後で着替えに部屋に帰ればいいでしょ。」
ウイスキーを持った、ごるご君の手を引っ張るようにして、部屋に招きいれた。
「この、お屋敷は、WiFiが飛んでいるわよ。パスワードは、机のところに書かれてるわ。」
そう言いながら、澄子はノートパソコンを使っている。
「明日は、どうやって、マレーシアにいきましょうか。宿も予約しなくちゃね。」
ごるご君、無言。
「そうそう、ごるご君の衣装も準備しなきゃ。」
会議と言いながら、しゃべっているのは、澄子だけだ。
「予約、予約。」そう言いながら澄子はパソコンを操作する。
「ねぇねぇ、部屋はダブルがいい?ツインがいい?」
「シングル2つ予約してください。」
「作戦会議の時に不便よ。そうね、じゃあツインを2部屋予約しましょ。2泊もすれば十分ね。たぶん。」
「さて、作戦もたてたし。ごるご君シャワー浴びてきたら?」
「自分は、もう部屋でシャワーを使いました。」
「あら、早いのね。じゃあ、ちょっと失礼してシャワー使うわね。その辺のお酒飲みながら待ってて。」
「自分は...」と、ごるご君が言いかけるのも聞かずに澄子はバスルームに入っていった。
しかたなく、ごるご君はテレビを見ることにした。
午後9時だから、NHKでニュースウォッチ9を見よう。
そう思って、ごるご君はテレビをつけた。
しかし、NHKの電波は届かないようだ。
チャンネルを変えると、映画をやっているようだ。フランスの映画だろうか。
あまり興味はないが、この番組を見ることにした。お城のような建物が写っている。
BGMがいい感じだ。
バスルームの扉が開く音がした。
「あら、飲んでないの。」
ガウンをまとった澄子が言う。
「それでは、準備します。」
ごるご君はソファーから立ち上げって、氷とグラスとウイスキーを持ってきた。
ウイスキーをグラスに注ぐと、澄子は、「かんぱ~い。」と言ってグラスを合わせてきた。
ごるご君も小さな声で、「乾杯」と言ってグラスに口をつけた。
「今日は、仕事も終わったからどんどん飲みましょう。」
そう言いながら、澄子はどんどん飲んでいる。
ごるご君は、少しずつ飲んでいる。
「眠くなってきたなぁ。ごるご君、一緒に寝る?」
「めっそうもないです。」
「ごるご君は、もう飲まないの?」
「自分は十分飲みました。」
「そう、それじゃ、おやすみなさい。」
言ったとたんに、澄子はベットに入った。
「おやすみなさい。」
ごるご君は、澄子の部屋を出た。
廊下は薄暗い。音は全くしない。
ごるご君は、自分の部屋のノブを回そうとしたが、回らない。
押しても引いてもドアは開かない。
オートロックだったのだ。
部屋は暖房がきいていたが、廊下は寒い。
しかも、ガウンの下はブリーフだけ。
ごるご君は長い廊下を、さまよい歩くが、人の気配はどこにもない。
時々、扉を開けようとしてみるが、経産省の執務室のように、どこも施錠されてる。
夜は、さらにふけていく。
気温は、さらに下がっていく。
以下、次号。
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「さて。」
ごるご君は服を着替えた。
スーツは好きではないのだ。
5分もしないうちに部屋がノックされた。
扉を開けると、奈々がいた。
「何か必要なものはないでしょうか?」
後は風呂に入って寝るだけだ。特に必要なものはない。
「わかりました。お部屋の中のものは、ご自由に使ってください。お飲み物は冷蔵庫に入っています。それでは、おやすみなさい。」
そう言って、奈々は去っていった。
ごるご君はシャワーを浴びた。
その後、いつものブリーフ姿になったところで、また部屋がノックされる。
いそいでガウンを引っ掛けた、ごるご君が部屋の扉を開いた。
「作戦会議よ~。」澄子が、いきなり入ってきた。
「あら、この部屋は狭いわね。私の部屋で作戦会議しましょ。そうそう、そこにあるお酒を持ってきてね。」
部屋の酒棚を指差して言う。「氷は部屋にあるから大丈夫よ。」
そういうと澄子は自分の部屋に戻る、部屋の前で、ごぞごぞしてから扉を開いた。
「あの、着替えをしたのですが。」
「いいから、いいから。後で着替えに部屋に帰ればいいでしょ。」
ウイスキーを持った、ごるご君の手を引っ張るようにして、部屋に招きいれた。
「この、お屋敷は、WiFiが飛んでいるわよ。パスワードは、机のところに書かれてるわ。」
そう言いながら、澄子はノートパソコンを使っている。
「明日は、どうやって、マレーシアにいきましょうか。宿も予約しなくちゃね。」
ごるご君、無言。
「そうそう、ごるご君の衣装も準備しなきゃ。」
会議と言いながら、しゃべっているのは、澄子だけだ。
「予約、予約。」そう言いながら澄子はパソコンを操作する。
「ねぇねぇ、部屋はダブルがいい?ツインがいい?」
「シングル2つ予約してください。」
「作戦会議の時に不便よ。そうね、じゃあツインを2部屋予約しましょ。2泊もすれば十分ね。たぶん。」
「さて、作戦もたてたし。ごるご君シャワー浴びてきたら?」
「自分は、もう部屋でシャワーを使いました。」
「あら、早いのね。じゃあ、ちょっと失礼してシャワー使うわね。その辺のお酒飲みながら待ってて。」
「自分は...」と、ごるご君が言いかけるのも聞かずに澄子はバスルームに入っていった。
しかたなく、ごるご君はテレビを見ることにした。
午後9時だから、NHKでニュースウォッチ9を見よう。
そう思って、ごるご君はテレビをつけた。
しかし、NHKの電波は届かないようだ。
チャンネルを変えると、映画をやっているようだ。フランスの映画だろうか。
あまり興味はないが、この番組を見ることにした。お城のような建物が写っている。
BGMがいい感じだ。
バスルームの扉が開く音がした。
「あら、飲んでないの。」
ガウンをまとった澄子が言う。
「それでは、準備します。」
ごるご君はソファーから立ち上げって、氷とグラスとウイスキーを持ってきた。
ウイスキーをグラスに注ぐと、澄子は、「かんぱ~い。」と言ってグラスを合わせてきた。
ごるご君も小さな声で、「乾杯」と言ってグラスに口をつけた。
「今日は、仕事も終わったからどんどん飲みましょう。」
そう言いながら、澄子はどんどん飲んでいる。
ごるご君は、少しずつ飲んでいる。
「眠くなってきたなぁ。ごるご君、一緒に寝る?」
「めっそうもないです。」
「ごるご君は、もう飲まないの?」
「自分は十分飲みました。」
「そう、それじゃ、おやすみなさい。」
言ったとたんに、澄子はベットに入った。
「おやすみなさい。」
ごるご君は、澄子の部屋を出た。
廊下は薄暗い。音は全くしない。
ごるご君は、自分の部屋のノブを回そうとしたが、回らない。
押しても引いてもドアは開かない。
オートロックだったのだ。
部屋は暖房がきいていたが、廊下は寒い。
しかも、ガウンの下はブリーフだけ。
ごるご君は長い廊下を、さまよい歩くが、人の気配はどこにもない。
時々、扉を開けようとしてみるが、経産省の執務室のように、どこも施錠されてる。
夜は、さらにふけていく。
気温は、さらに下がっていく。
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