釧路 港文館 石川啄木 - にゃん吉一代記
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釧路 港文館 石川啄木



釧路、港文館の石川啄木だ。


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これだけを見ると、めちゃくちゃ努力の人に見えなくもない。
真面目な好青年みたいだろう。


でもね~。そうでもないのが石川くんなのだ。

過去に松本幸四郎さんが、啄木を演じたことがあるらしい。
石川啄木は天才歌人なのだ。
しかし、聖人君子のような生き方をしたわけではない。
かなりまわりの人にご迷惑をかけている。
でも、まわりの人は啄木に振り回されても、啄木をきらってはいなかったようだ。
啄木をよく知らない人にとっては、いやな人だったに違いない。



港文館は、かつて石川啄木が勤めた当時の釧路新聞社の建物を復元したものだ。
残念ながら中を見学する時間はなかった。
実際に釧路新聞社があった場所は、ここではない。
近くなのだが、今ではガソリンスタンドになっている。


港文館の周りにある石の境界のようなものが、なかなか楽しい。


P_20160328k.jpg

この赤い丸で囲った、境界のような石である。

それぞれに、詩が書かれているのだ。




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神のごと
遠くすがたをあらはせる
阿寒の山の雪のあけぼの





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釧路潟
千鳥なくなる夜の波の
此月影を忘れずと言へ




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気がつけば
しっとりと夜霧下りて居り
ながくも街をさまよへるかな.




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潮かおる
北の浜辺の砂山のかのはまなすよ
今年も咲けるや




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北の海
鯨追ふ子等大いなる
流氷来るを見ては喜ぶ





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港町
とろろとなきて輪を描く
鳶を圧せる潮曇りかな





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さらさらと
氷の屑が波に鳴る
磯の月夜のゆきかへりかな





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波もなき
二月の湾に白塗の
外国船が低く浮かべり





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こほりたる
インクの罎を火に翳し
涙ながれぬともしびの下





P_20160328_100728.jpg

東海の
小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて蟹とたはむる




これで全てだと思うのだが、見逃していたら悔しい。
このカルタの札のような書き方はきれいだが、啄木の詩を読んだことがなければ難しすぎる。
一握の砂の中にある詩が多いと思う。

サムネイルを掲載しているので写真をクリックすれば少し鮮明に見えることだろう。






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