格安デジタルテスター ダイオード
格安のデジタルテスターである。
秋葉原で400円程度で買ったものである。
だいたい、こんな安いテスターを使う人は、難しいモードを使うことはないだろう。
細かな測定をする人が超安物のテスターを使うことはないと思う。

いかにも安そうなテスターだ。
しかし、機能は多く付いている。
オートレンジではないが、一般家庭で使う電気製品の簡単な故障診断や、おもちゃの修理には十分かもしれない。
しかし、測定して出てくる数値の正確性は別物だ。
このような安いテスターを使う時には基準になるものを測定して正確さを確認したほうがいいかもしれない。
例えば、単相100Vのコンセントに流れてきている交流(AC)電圧は100V前後だ。通常は100Vより少し高いことが多い。これを測定して90V以下や、110V以上の値を差すならテスターの精度も疑ってみなければならないだろう。そのコンセントに家電製品を接続して通常の動作をしているなら、なおさらだ。直流電圧に関しては、乾電池などの一時電池やエネループなどの二次電池を基準にしてもいいだろう。新品の単一や単二、単三の乾電池なら、直流(DC)電圧は新品なら1.5V以上であることが多い。二次電池のエネループは、少し低い電圧で動作させている。1.2V程度が基本の電圧となる。満充電では1.3V以上になる。角型の006Pは9Vが基準なので新品ならそれ以上の電圧であることが普通だ。抵抗測定に関しては、テストリードの先端を合わせた場合には、0Ω付近にならなければならない。これに関して言えば、テストリードの汚れや差込の状況によって若干の抵抗が出る。高級な高いテスターでも接触抵抗は測定される。ONかOFFを調べるだけなら多少の接触抵抗は気にしなくていい。抵抗に関しての精度を詳しく調べる必要があるなら、誤差5%以下の抵抗を数種類買っておいてテスターで測定してみればいい。10Ω、120Ω、1kΩ、1MΩあたりの抵抗を買って定期的に測定すれば誤差がどの程度かもわかる。

テストリードの差込口も意味を確認して間違えないようにしよう。
必ず、どこかに書いてくれてある。
このテスターの場合は、3個の差込口がある。
COMには必ず差込が必要だ。通常は黒のテストリードを差し込む。
そして、赤のテストリードは測定するものに合わせて、差し込む場所を変える必要がある。
このテスターの場合は、電圧、抵抗を測定する場合は中間の差込口に差すように書かれてある。
一番上の差込口は、10ADCの電流を測定する場合のみ、そこに差すように書かれている。
このテスターの直流(DC)電流の測定は、通常のレンジでは、200mAがマックスである。正確に言えば199.9mAだ。それ以上の直流(DC)電流を測定する場合は、10Aに合わせなければならないが、その場合のみ上の差込口に差し込む必要がある。おそらく、この差込口の先には抵抗が仕込んであって、最終的にはその抵抗値分をさっぴいて測定値を表示させるのだろう。普通に使うなら直流電流を測定することなどないが、二次電池に充電する時などに使ってみると、おもしろい。

今回はダイオードの測定モードについて確認してみた。
基本的には抵抗を測定するモードと同じだ。
対象に電圧をかけて測定することになる。テスターのほうから電圧をかける。この抵抗測定のモードで電圧が印加されているところを測定すると、両方から電圧を印加することになる。テスターを壊す原因になるので注意しよう。
このテスターは測定する対象物に対して、約3Vの電圧をかけているようだ。これはテスターが複数ないと計測できない。
3V印加しているならLEDは光るはずだ。


LEDのアノードを合わせて測定するとLEDは点灯する。
しかし、テスターの数値の表示は何も変わらない。
アノードとカソードを逆にするとLEDは点灯しないが表示は変わらない。
なんかよくわからないモードだ。コンデンサを測定してみると、数値が上がってから徐々に数値は下がっていく。完全に数値が出なくなってから、プラス、マイナスの極性を逆にしてやると同じような測定数値の変化がある。
このテスターで使っている電池は、006Pだ。DC9Vの電池なのでもっと高い電圧をかけているのかと思ったがそうでもない。
このあたりのモードは簡単な測定では、あまり使わないので、このあたりにしよう。
基準になる抵抗だが、ヒーターのみであれば、単相100V 1200W(1.2kW)のヒーターであるなら、P(W)=E(V)×I(A)なので、I(A)は、12Aとなる。これがわかれば、E(V)=I(A)×R(Ω)に当てはめる。R(Ω)≒8.33(Ω)となる。これによってテスターが示している値が正確な値をしめしているかどうかの基準にすることもできる。
高額なテスターを使っていても、使い方をあまり知らない人もいる。
なんか、もったいないと思う。
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秋葉原で400円程度で買ったものである。
だいたい、こんな安いテスターを使う人は、難しいモードを使うことはないだろう。
細かな測定をする人が超安物のテスターを使うことはないと思う。

いかにも安そうなテスターだ。
しかし、機能は多く付いている。
オートレンジではないが、一般家庭で使う電気製品の簡単な故障診断や、おもちゃの修理には十分かもしれない。
しかし、測定して出てくる数値の正確性は別物だ。
このような安いテスターを使う時には基準になるものを測定して正確さを確認したほうがいいかもしれない。
例えば、単相100Vのコンセントに流れてきている交流(AC)電圧は100V前後だ。通常は100Vより少し高いことが多い。これを測定して90V以下や、110V以上の値を差すならテスターの精度も疑ってみなければならないだろう。そのコンセントに家電製品を接続して通常の動作をしているなら、なおさらだ。直流電圧に関しては、乾電池などの一時電池やエネループなどの二次電池を基準にしてもいいだろう。新品の単一や単二、単三の乾電池なら、直流(DC)電圧は新品なら1.5V以上であることが多い。二次電池のエネループは、少し低い電圧で動作させている。1.2V程度が基本の電圧となる。満充電では1.3V以上になる。角型の006Pは9Vが基準なので新品ならそれ以上の電圧であることが普通だ。抵抗測定に関しては、テストリードの先端を合わせた場合には、0Ω付近にならなければならない。これに関して言えば、テストリードの汚れや差込の状況によって若干の抵抗が出る。高級な高いテスターでも接触抵抗は測定される。ONかOFFを調べるだけなら多少の接触抵抗は気にしなくていい。抵抗に関しての精度を詳しく調べる必要があるなら、誤差5%以下の抵抗を数種類買っておいてテスターで測定してみればいい。10Ω、120Ω、1kΩ、1MΩあたりの抵抗を買って定期的に測定すれば誤差がどの程度かもわかる。

テストリードの差込口も意味を確認して間違えないようにしよう。
必ず、どこかに書いてくれてある。
このテスターの場合は、3個の差込口がある。
COMには必ず差込が必要だ。通常は黒のテストリードを差し込む。
そして、赤のテストリードは測定するものに合わせて、差し込む場所を変える必要がある。
このテスターの場合は、電圧、抵抗を測定する場合は中間の差込口に差すように書かれてある。
一番上の差込口は、10ADCの電流を測定する場合のみ、そこに差すように書かれている。
このテスターの直流(DC)電流の測定は、通常のレンジでは、200mAがマックスである。正確に言えば199.9mAだ。それ以上の直流(DC)電流を測定する場合は、10Aに合わせなければならないが、その場合のみ上の差込口に差し込む必要がある。おそらく、この差込口の先には抵抗が仕込んであって、最終的にはその抵抗値分をさっぴいて測定値を表示させるのだろう。普通に使うなら直流電流を測定することなどないが、二次電池に充電する時などに使ってみると、おもしろい。

今回はダイオードの測定モードについて確認してみた。
基本的には抵抗を測定するモードと同じだ。
対象に電圧をかけて測定することになる。テスターのほうから電圧をかける。この抵抗測定のモードで電圧が印加されているところを測定すると、両方から電圧を印加することになる。テスターを壊す原因になるので注意しよう。
このテスターは測定する対象物に対して、約3Vの電圧をかけているようだ。これはテスターが複数ないと計測できない。
3V印加しているならLEDは光るはずだ。


LEDのアノードを合わせて測定するとLEDは点灯する。
しかし、テスターの数値の表示は何も変わらない。
アノードとカソードを逆にするとLEDは点灯しないが表示は変わらない。
なんかよくわからないモードだ。コンデンサを測定してみると、数値が上がってから徐々に数値は下がっていく。完全に数値が出なくなってから、プラス、マイナスの極性を逆にしてやると同じような測定数値の変化がある。
このテスターで使っている電池は、006Pだ。DC9Vの電池なのでもっと高い電圧をかけているのかと思ったがそうでもない。
このあたりのモードは簡単な測定では、あまり使わないので、このあたりにしよう。
基準になる抵抗だが、ヒーターのみであれば、単相100V 1200W(1.2kW)のヒーターであるなら、P(W)=E(V)×I(A)なので、I(A)は、12Aとなる。これがわかれば、E(V)=I(A)×R(Ω)に当てはめる。R(Ω)≒8.33(Ω)となる。これによってテスターが示している値が正確な値をしめしているかどうかの基準にすることもできる。
高額なテスターを使っていても、使い方をあまり知らない人もいる。
なんか、もったいないと思う。
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