六角棒レンチ
六角レンチ、六角棒レンチと呼ばれる工具である。
この工具もいろいろな呼び方をされる。
JISの規格では、六角棒スパナと呼ばれるらしい。
ヘキサゴンレンチや、ヘックスと呼ばれることもある。
昔、船のメカニックの人はアレンレンチと呼んでいた。
星形に見える六角のネジ穴に合うトルクスもある。
この工具は、きちんと使えば力も入るしねじ山もなめにくい。
きちんと使うのが大前提である。
なめにくいが、なめてしまうと、場所によっては抜くことが極めて困難になる場合もある。軸などに固定するために使われるネジは、ねじ山より細いものをネジ穴の中にまで入れている場合がある。ネジの頭がねじ山から出ていない状態なのでなめてしまうと、苦労するのだ。細いネジならドリルを使うにしてもキリが細くなる。場合によっては逆タップも入らない。
正しく使うには、まずサイズが合っていなければならない。
六角棒レンチにもミリサイズとインチサイズがある。
サイズが大きくなれば間違えることは少ないが小さいサイズの場合はわかりにくい。
差し込んで軽く動かしてサイズが合っているかどうかの感覚をつかめるようになればいいが、なかなかそうはならない。特にかたく締められていそうなネジを見ると工具を差し込んだ途端に渾身の力で回そうとするのを見かけるが、工具は近いサイズで微妙にサイズが違うのが最も怖い。六角棒レンチがネジ山から抜けなくなったという笑えない話も聞く。ミリサイズのナットを使っているものは、六角のネジもミリサイズのものがほとんどだ。逆にインチサイズのナットを使っている機械は六角穴のネジもインチサイズのものがほとんどだ。
ただし、古い機械になると変なネジの使い方をしている場合がある。例えば自動車のシートベルトを止めているナットなどは過去は変わった寸法だった。今と違ってシートベルトの着用が義務化されていなかった頃はシートベルトを外してしまおうとする人もいたし、規格外のシートベルトに変更しようとする人もいた。自動車でよく使うナットの寸法は、ミリであれば8mm、10mm、12mmといったように偶数のものがほとんどだ。11mmや、13mmといった寸法は、まず使われていなかった。こんな寸法を使うのはポンプや、冷凍機ぐらいだったのだ。ところがシートベルトを止めるナットは11mmなどの寸法が使われていたのだ。おそらく簡単に外したり緩めたりできないようにであろう。今では、特殊な工具を使わないと回せないネジなども多くなったので、こんな使い方をすることは少なくなってきたのではないかと思う。11mmと7/16インチは近い寸法だ。もしかするとインチサイズだったのかもしれないと今になって思う。

これはインチサイズの六角レンチだ。
昔に比べると使うことは少ない。
ほとんど出番のないニートツールなのだが、年に数回ぐらいは大活躍する。
ちなみにだが、インチサイズの六角レンチは、レアなサイズも存在する。
9/64インチなどのサイズは、セットに入っていないが、稀に使われている機械もある。


アマゾンで見つけた9/64インチの六角レンチだ。
普通の人は、使う機会のないレアなサイズだ。
しかし、これが必ず必要な機械もある。
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この工具もいろいろな呼び方をされる。
JISの規格では、六角棒スパナと呼ばれるらしい。
ヘキサゴンレンチや、ヘックスと呼ばれることもある。
昔、船のメカニックの人はアレンレンチと呼んでいた。
星形に見える六角のネジ穴に合うトルクスもある。
この工具は、きちんと使えば力も入るしねじ山もなめにくい。
きちんと使うのが大前提である。
なめにくいが、なめてしまうと、場所によっては抜くことが極めて困難になる場合もある。軸などに固定するために使われるネジは、ねじ山より細いものをネジ穴の中にまで入れている場合がある。ネジの頭がねじ山から出ていない状態なのでなめてしまうと、苦労するのだ。細いネジならドリルを使うにしてもキリが細くなる。場合によっては逆タップも入らない。
正しく使うには、まずサイズが合っていなければならない。
六角棒レンチにもミリサイズとインチサイズがある。
サイズが大きくなれば間違えることは少ないが小さいサイズの場合はわかりにくい。
差し込んで軽く動かしてサイズが合っているかどうかの感覚をつかめるようになればいいが、なかなかそうはならない。特にかたく締められていそうなネジを見ると工具を差し込んだ途端に渾身の力で回そうとするのを見かけるが、工具は近いサイズで微妙にサイズが違うのが最も怖い。六角棒レンチがネジ山から抜けなくなったという笑えない話も聞く。ミリサイズのナットを使っているものは、六角のネジもミリサイズのものがほとんどだ。逆にインチサイズのナットを使っている機械は六角穴のネジもインチサイズのものがほとんどだ。
ただし、古い機械になると変なネジの使い方をしている場合がある。例えば自動車のシートベルトを止めているナットなどは過去は変わった寸法だった。今と違ってシートベルトの着用が義務化されていなかった頃はシートベルトを外してしまおうとする人もいたし、規格外のシートベルトに変更しようとする人もいた。自動車でよく使うナットの寸法は、ミリであれば8mm、10mm、12mmといったように偶数のものがほとんどだ。11mmや、13mmといった寸法は、まず使われていなかった。こんな寸法を使うのはポンプや、冷凍機ぐらいだったのだ。ところがシートベルトを止めるナットは11mmなどの寸法が使われていたのだ。おそらく簡単に外したり緩めたりできないようにであろう。今では、特殊な工具を使わないと回せないネジなども多くなったので、こんな使い方をすることは少なくなってきたのではないかと思う。11mmと7/16インチは近い寸法だ。もしかするとインチサイズだったのかもしれないと今になって思う。

これはインチサイズの六角レンチだ。
昔に比べると使うことは少ない。
ほとんど出番のないニートツールなのだが、年に数回ぐらいは大活躍する。
ちなみにだが、インチサイズの六角レンチは、レアなサイズも存在する。
9/64インチなどのサイズは、セットに入っていないが、稀に使われている機械もある。
アマゾンで見つけた9/64インチの六角レンチだ。
普通の人は、使う機会のないレアなサイズだ。
しかし、これが必ず必要な機械もある。
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