ナノファルコンが壊れたので修理した。
世界最小の無線操縦ヘリコプター、ナノファルコンである。

全長7cmにも満たない小さな小さなヘリコプターである。

重量も11gと、とても軽い。
この軽さは、何かあったときに非常に困る。
修理しようとして、ネジを1本追加しても、影響の出そうな重量なのである。
その、ナノファルコンであるが、あろうことかメインローターを折ってしまった。
交換するのが、めちゃくちゃ難しい機体である。

メインローターの下のブレードが、ぽっきりである。
たぶん、業務用エアコンの吹出口を飛行させて、苦しませたのが原因だろう。
軽い機体なので、かなり大きく姿勢をくずすのであるが、上手く飛べば乗り越えられる。
でも、失敗したときは、かなり激しく床に落ちてしまうのである。

何とかしようとして取り出したのは、アルミテープとはさみである。
実は、瞬間接着剤を使おうとしたが、まったくつかない。
受け付けてくれないのである。
なにせ、ブレードは薄い。
あまりに強力な瞬間接着剤を使うと、溶けるかもしれない。
そこで、早々に見切りをつけて、アルミテープなのであった。

薄手のアルミテープを本体側のブレードの裏に貼り付ける。
隙間を作らないようにカーブに合わせて、ぴったりと貼り付けるのである。

次に、折れたブレードを合わせる。
これも、隙間を作らないように貼り付けるのである。
隙間ができたら、やり直しである。
アルミテープの接着面は、一度なにかに接着させると接着力が落ちる。
接着面を手で持ったりしないようにして作業する。

できるだけ、しわにならないように貼り付ける。
はりつけたら、大きめにテープをカットする。

裏は、一面アルミテープである。

後は、強度を考えながら上に貼り合せる面を残して、テープをカットする。
あまりに複雑な形にしてしまうと、後で困ることになる。
折れているところは、表も裏もテープを貼ったほうがいいが、
他の部分まで全部貼ると重量が重くなってしまいそうである。

折れた部分には、表からもアルミテープを貼って終了である。
アルミテープは、できるだけ1枚のものを上手く切って折り曲げるほうがいいようだ。
もともとのブレードも軽くて薄くて柔らかいので、下手に固定しすぎると、
上のブレードとのバランスが悪くなるかもしれない。

片側だけ直した状態で飛ばしてみた。
飛ぶことには飛ぶが、音がやたら大きい。
ホイールバランスの取れていない、車みたいである。
そこで、反対側のブレードにも、アルミテープを貼る。
できるだけ大きさは同じぐらいにしてやる。
シングルローター機の場合は、2枚のブレードの重量が違うと、
とても飛ばしにくい機体になる。
高速で回転する部分は、バランスが大切である。

体重測定してみると、0.2g増加している。
薄手のアルミテープとはいえ、この程度は仕方ないだろう。
最初は、細いカーボンの棒を使って補強することも考えたが、
上のブレードとのバランスが悪くなりそうなので、
テープのみで修理することにした。
不具合が出れば、補強も考えることにする。
最後に、修理後の機体の飛行動画である。
ナノファルコン 飛行動画
あまり飛行時間も短くならずに飛んでいる。
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全長7cmにも満たない小さな小さなヘリコプターである。

重量も11gと、とても軽い。
この軽さは、何かあったときに非常に困る。
修理しようとして、ネジを1本追加しても、影響の出そうな重量なのである。
その、ナノファルコンであるが、あろうことかメインローターを折ってしまった。
交換するのが、めちゃくちゃ難しい機体である。

メインローターの下のブレードが、ぽっきりである。
たぶん、業務用エアコンの吹出口を飛行させて、苦しませたのが原因だろう。
軽い機体なので、かなり大きく姿勢をくずすのであるが、上手く飛べば乗り越えられる。
でも、失敗したときは、かなり激しく床に落ちてしまうのである。

何とかしようとして取り出したのは、アルミテープとはさみである。
実は、瞬間接着剤を使おうとしたが、まったくつかない。
受け付けてくれないのである。
なにせ、ブレードは薄い。
あまりに強力な瞬間接着剤を使うと、溶けるかもしれない。
そこで、早々に見切りをつけて、アルミテープなのであった。

薄手のアルミテープを本体側のブレードの裏に貼り付ける。
隙間を作らないようにカーブに合わせて、ぴったりと貼り付けるのである。

次に、折れたブレードを合わせる。
これも、隙間を作らないように貼り付けるのである。
隙間ができたら、やり直しである。
アルミテープの接着面は、一度なにかに接着させると接着力が落ちる。
接着面を手で持ったりしないようにして作業する。

できるだけ、しわにならないように貼り付ける。
はりつけたら、大きめにテープをカットする。

裏は、一面アルミテープである。

後は、強度を考えながら上に貼り合せる面を残して、テープをカットする。
あまりに複雑な形にしてしまうと、後で困ることになる。
折れているところは、表も裏もテープを貼ったほうがいいが、
他の部分まで全部貼ると重量が重くなってしまいそうである。

折れた部分には、表からもアルミテープを貼って終了である。
アルミテープは、できるだけ1枚のものを上手く切って折り曲げるほうがいいようだ。
もともとのブレードも軽くて薄くて柔らかいので、下手に固定しすぎると、
上のブレードとのバランスが悪くなるかもしれない。

片側だけ直した状態で飛ばしてみた。
飛ぶことには飛ぶが、音がやたら大きい。
ホイールバランスの取れていない、車みたいである。
そこで、反対側のブレードにも、アルミテープを貼る。
できるだけ大きさは同じぐらいにしてやる。
シングルローター機の場合は、2枚のブレードの重量が違うと、
とても飛ばしにくい機体になる。
高速で回転する部分は、バランスが大切である。

体重測定してみると、0.2g増加している。
薄手のアルミテープとはいえ、この程度は仕方ないだろう。
最初は、細いカーボンの棒を使って補強することも考えたが、
上のブレードとのバランスが悪くなりそうなので、
テープのみで修理することにした。
不具合が出れば、補強も考えることにする。
最後に、修理後の機体の飛行動画である。
ナノファルコン 飛行動画
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