2012年06月 - にゃん吉一代記
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土曜夜市



土曜夜市 どようよいち

にゃん吉が育った地方では、夏の日の土曜日に
土曜夜市というものがあった。
今では週休2日が定着しているが、
当時は、土曜日も半日働いたり授業を
受けるのが普通だった。
今の「花金」は、まだなかったのである。
今も、昔のまま土曜夜市は行われているようだ。
金魚すくいや、綿菓子を売る露店などがでて、
子供が集まってくる。
土曜の夜7時ぐらいから9時ぐらいまでであった。
暑い時期なので、浴衣などで出かけることが多かった。
その年の最後の土曜夜市には、七夕祭りなどと合わせて
いつもの土曜夜市より盛大に騒いで終わる。
月遅れの七夕祭りだったので、8月の初旬が最後の土曜夜市だった。
始まりは、6月の後半の土曜日だった。
ちょうど梅雨の時期であり雨が降るとアーケードのない町では、
土曜夜市が開催されなくなる。
子供にとっては悲しい土曜日になるのである。
特に珍しい露店が出るわけでもなく、
商店街の中の店もいつもと変わらないのだが、
土曜夜市は、とても楽しみだった。

いつもは自動車が走る狭い道路を一部閉鎖して
歩行者のみの道路になる。
たまに路上駐車されたままの軽自動車があったりするが、
その多くは、キーがさされたままになっていて、
夜市の開催者が近くの広場に移したりする。
キーがささっていなくても、扉の鍵をかけている車は、
ほとんどなかったので、押して移動することもあった。
一度だけ、七夕祭りの日に扉まで施錠して、
路上駐車をしている、マツダ キャロルがいた。
7時前までドライバーが帰るのを待っていたようだが、
帰ってこない。いつの間にか、元気そうな人が集まってきて、
軽自動車を数人で持ち上げて移動させていた。
道路から、車を締め出して土曜夜市が開催される。

8月も、お盆の時期をすぎると、夜は肌寒く感じていた。
夏休みも、お盆をすぎると、足早に日々がすぎる。
今よりもっと全身で季節を感じていた。






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カブトムシ



朝からおでかけ中の、にゃん吉である。
昨日の夜は久しぶりに部屋でヘリを飛ばしたのだが、
数日間のブランクがあると操縦が下手になっていた。
毎日の練習は偉大なものであると再認識した。

今朝、道路脇のくぼんだところに置かれてある
自販機の所でタバコを吸いながら、
自販機の奥をのぞいてみると、
カブトムシが歩いていた。
明るい時間に見つけることは少ない。
少し弱っているようで、一生懸命に歩いているが、
飛びそうな気配はなかった。
因みに、「一生懸命」は、「一所懸命」と書くとの説もある。
このあたりのお話は、司馬遼太郎さんの、「土方歳三」に、
詳しく書かれていたような気がする。
置かれた場所でがんばる意味で、
「一所懸命」も、いいと思う。

カブトムシ



さて、話は戻って、カブトムシ。
じっと見ていると、壁を登り損なって、
ひっくり返ったりしている。
裏返しになった状態から、手足を使って
必死に起き上がろうとしているが、
なかなか起き上がれないので、
手を貸そうとしたら自力で起き上がった。
ここから、どこに行こうとしているのかは、
わからないが長生きしてくれたらいいな。
この街は、カブトムシが過ごすには
環境がよくないかもしれない。

昔、夏の日の早朝。
まだ太陽が昇る前の薄暗い時間帯であった。
にゃん吉は、Tシャツでバイクに乗って、
川の土手の道路を走っていた。
たしか、YAMAHA XJ400sp だった。
アメリカンタイプのバイクであった。
薄暗いので、ライトを点灯して走っていたのだが、
突然、脇腹に銃弾を撃ち込まれたような痛みを感じた。

これまで、実際に銃弾を撃ち込まれたことはないので、
この表現が適当であるかどうかは、わからないが。
前に、テレビを見ていたら、マンションのベランダから、
転落した赤ちゃんを、地上で奇跡的に受け止めて、
赤ちゃんを助けた、おじさんの談話があった。
「赤ちゃんを、受け止めた時は、1ton爆弾を受け止めたような、
大きな衝撃だった。」
この、おじさんも過去に1ton 爆弾を手で受け止めていたら、
すでにこの世の人ではないはずなので、
にゃん吉の表現も許されると思う。

さてさて、転倒しそうになりながらも、なんとか持ち直して
バイクを止めて脇腹を見てみると、Tシャツに血が滲んでいる。
しかし、辺りを見渡してもスナイパーらしき影はない。
「ゴルゴ十三」に、狙われたのか。
いや、ゴルゴなら脇腹などではなく、
心臓か頭部に命中させるはず。

犯人を見つけられず仕方なく、家に帰った。
家で傷口を確認すると、そんなに深くない。
ところが、放置して数日後、脇腹が膿みはじめた。
やはり、腹の中に銃弾が入っているかも。
家の救急箱を探すと発見!
「タコの吸出し」
体の中の悪いものを吸い出してくれる便利なクスリ。
膿んだ所にいっぱい塗って、ガーゼを当てておく。

数日後、出てきたのは、コルトの弾かと思えば、
カブトムシの角の先端であった。






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うどん 続き



うどん 続き

現在、にゃん吉は関東の片隅に棲息しているが、
昔、よく食べていたのに食べなくなったものがある。
代表的なものは、「うどん」と、「刺身」。
前回、触れた通り、にゃん吉は「うどん」で
有名なK県の近くに住んでいた。
特に、県名をイニシャルにする必要もないであろう。
松本清張さんの小説の真似である。
香川県の人が、「香川県」と発音した時なのだが、
「かがわけん」とは聞こえないのである。
「どこの出身?」と聞いた時に返ってくる答は、
「かーけん」と、聞こえてしまう。
これは、けっこう多くの人と話していて、そう感じた。
ま、実はにゃん吉も、「K県」に数年だが住んだことはある。
「Ka県」とした方が、地元の人には馴染めるかもしれない。
こう感じるのが、にゃん吉の周辺だけだったら、ごめんなさい。

さて、話を「うどん」に戻そう。
関東に来たばかりの頃には、何度か「うどん」も食べたのだが、
外食の「うどん」は、かなりご無沙汰であった。
高校生の頃に、「亀屋うどん」で食べていた「うどん」は、
150円ぐらいだったと記憶している。
また高校を卒業して、清く貧しい学生時代を送っていた頃は、
K県の、「赤松うどん」で、毎日のように「かけうどん」を食べていた。
「かけうどん大」が、200円であった。
その当時は、ハイライトを吸っていたが、一箱が、150円の頃である。
当時は、セブンスターとかの方が高く、180円だった。
今は、タバコは一箱が410円ぐらいであるが、
タバコの値上げは、税金などの絡みもあって、
物価の規準にはならないかもしれない。
缶コーヒーなどは、今も当時も、
ほとんど変わらない価格で販売されている。
100円ぐらいだったのが、120円ぐらい。

にゃん吉にとって、「うどん」は、安くて美味しい食べ物であった。
昼食を安く食べようとすると、「うどん」を食べていた。
さらに言うなら、「うどん」は、御飯と同じように
飽きることなく食べることができたのである。

本日、久しぶりに外で「うどん」を食した。
昼に食べたのだが、少し疲れていたのか、
ラーメンの気分ではなかった。
ほぼ毎日のように前を通っているお店である。
お客さんも、いつも入っているので、
一度は食べて見たいと思っていた。
社会人になっている、にゃん吉である。
貧しさは今も変わらないが、「かけうどん」ではなく、
「きつねうどん」を、注文した。
「かけうどん」だが、「素うどん」と呼ぶ人もいる。
「素うどん」、安っぽく聞こえるがいい呼び方だ。
素のままの「うどん」。
そうである。
「うどん」の主役は、あくまでも「うどん」なのである。
さてさて、久しぶりの外食の「うどん」であるが、
麺は好みの麺であった。
出汁は少し、しょっぱく感じるが関東だから
仕方ないかとも思う。他のお店よりは薄味な気もする。
残念なのは、出汁に化学調味料の気配が残っていることである。
美味しくなるなら化学調味料を使ってもいいと思うが、
少し分量が多すぎた感じである。
「惜しい!」と言いたくなった。
ここまでは、ほとんど良かったのだが、
残念なのは、「きつね」であった。
はっきり言って味が濃すぎて、麺の味を感じさせなくなるし、
出汁のしょっぱさを、さらに強調する「具」になっている。
主役の「うどん」より目立ちすぎて、「うどん」の
美味しさを、邪魔している。
「素うどん」を、注文すればよかった。
「きつね」だけで「かけ」よりは、100円高くなる。
自販機の「うどん」なら、一杯食べられる価格である。
次に、この店で食べる時は、「かけうどん」にしよう。
心に固く誓った、にゃん吉であった。





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うどん



うどん

にゃん吉が育った所は、うどんで有名なK県の近くであった。
やはり、うどんを食べる風土は関東より強いようである。
駅の近くに、安い「亀屋うどん」があり、
県立高校の自動販売機でも、うどんが売られていた。
自販機のうどんは、当時100円ぐらいだったと思う。
100円玉を入れて、ボタンを押すと中で調理が開始される。
ボタンを押すといっても、選べるメニューがあるわけではない。
単に、確認のためのボタンだったのだろう。
下の取り出し口から出てくるまで約30秒。
みんな、昼休みに食べるのではなく、
部活前や、部活が終わって食べていた。
麺は、自販機の中に生で冷蔵で保存されていたものか、
冷凍で保存されていたものかわからない。
30年も前のことであるので、冷凍麺は普及していなかったし、
電子レンジも、今ほど優秀でなかったことを思えば、
自販機内には、生麺が保存されていたのではないだろうか。
当時か少し後にあった、ハンバーガーの自販機は、
冷凍保存されたハンバーガーを、電子レンジで
加熱して出てくるものであったが、
一部、解凍に失敗するのか、冷たいところがあったりした。
その点、うどんの自販機は、
場所によって冷たいなどといったことはなかった。
おそらく、冷蔵保存された生麺を、
ザルか何かにあげて、何度か湯通しした後で、
器に移して、それに出汁をかけて、出ていたのではないだろうか。
自販機によって味が違っていたかどうかは、わからない。
インスタントの乾麺と比べれば、こちらの自販機の
うどんの方が美味しかった。
カップ麺も、ラーメンが出始めた頃で、
うどんは、今のようなバリエーションはなかった。
お湯をかけて、手軽に調理できるのは、
ラーメンか、焼そばぐらいであった。
その焼そばも、説明を読まずに作って、
湯を入れる前に、ソースを麺にかけて、
湯を捨てると味が無くなって、
醤油などをかけて食べていた人がいた。

自販機の中のメカニズムがどうなっていたのか知りたい。
と、言いつつ「うどん」の話題は続くのである。

うどんの自販機


たしか、こんな感じの自販機だった。
でも販売価格は、もっと安かったし、「きつねうどん」ではなかった。






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商標「にゃん吉一代記」



商標

いろいろな物が、商標登録されている。
調べてみると、こんな物まで!と思う。
ところが、商標に関してざっと読んでみると、
いろいろな規定があることがわかった。

商標は、商品に対する信用も考慮されて、
保護対象になる。
また、商品、サービスを特定できないものは、
商標登録ができない。
また、地名なども商標の登録は困難である。
他業種といっても、他社の商標を盗むような、
登録は認められない。

例えば、ブログを役務として考えた場合に、
商標登録は、できるのであろうか?

「ブログ」で、登録しようとしたところで、
どこの誰のものかわからないから無理であろう。
「東京ブログ」などと言ったところで、
他にもありそうだし、登録は難しいと思われる。
有名なものを、真似て「スカイツリーブログ」と、
名付けたところで、内容は伴わないし、
東武あたりの機嫌はよくないであろう。

それでは、「にゃん吉一代記」は、どうか?
ブログという役務に対する信用も伴わない上に、
記事に対する責任を持とうともしない筆者である。
認められるわけはないのである。

「中村うさぎさん一代記」なら、かなり違う。
にゃん吉も、もう少し有名にならないと、
商標にもならないのである。





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